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○自己分析
- どんなにバイトで頑張っていても、面接で話ができないと意味がない。自分という商品がどんなによくても、売り込めなくては駄目だ。たとえば、店員に対して、買いたい商品の質問をしても、その店員がすぐ後ろに引っ込んで、いちいちメーカーに問い合わせたり、資料を探していたりしたら、その商品を買う気持ちも萎えるだろう。
- 「面接=自己分析」と考えろ。自己分析は面接の予行だ。絶えず日ごろから面接官から何を言われるのか、ノートかなんかに書いておくべき。頭を整理し、面接官に聞かれたことをすぐに答えられるようにすること。
○自己PR
- 自己PR→仕事をしていくうえでの私の武器、それが自己PRのこと。
- 「私の武器は~です」
- ~のエピソード(事例)。高校、大学のエピソードを1つか2つ。
- まとめ(この仕事で、私の武器をどう生かすのか)
- 自己PRがないと思うのは、社会経験がなく、人事がどこを見るのかわからないから。
- 「~がある」という印象をつけるには、あえて~という言葉を使わない。面接中に横の就活生と同じ言い方はしないこと。
- また、奇を狙った表現はしなくていい。たとえば「私は納豆なんです。こうこうで粘り強くて」
- 自分には~がある(行動力や思量深さなど)と思った言葉をひとつかふたつ選んで、その言葉を裏付けるエピソードをみつけてくる。
○現状
- 全国で10月の地点で、来年卒業する四年生のうち55%しか内定していない。
- 今アメリカで、住宅の差し押さえが多いのは、サブプライムローンを使った貧困層ではなく、むしろ信頼を持っているはずのプライムローンを使った人が多い。
- 鳩山首相が国連で「温室効果ガス25%削減」を表明したことを始め、民主党の政策により、世界で日本の株が売られ始め、円高が加速し、外資企業が撤退する可能性があり、就職難は翌年以降酷くなるかもしれない。
- 内定が少ないのは、出遅れてしまうから。それは、内定をとろう、とろうと慎重になりすぎてしまうことも原因のひとつ。
○出遅れ
- やりたい仕事がみつからない
- 自分に自信がない
- 早い者勝ち。200人→50人と採用を減らしている会社は、上部から人事に使う予算も期間も1/4にさせられてしまい、説明会も選考も、実施する回数が1/4になる。それは上部より、1/4しか採用しないんだから、例年よりもさっさと採用しろといわれるから。
- そのために、10月~遅くても最悪1月下旬までにエントリーを100社以上やらないといけない。基本は12月末まで。そして100社のうち40社は絶対落ちると思ったほうがいい。
- そして10~12月でエントリーがすべて会社側によって終わってしまった、と思い込んでは駄目。100社エントリーしたからいいや!と安心するな。もしかしたら1週間の間で20社くらい、自分がエントリーした会社が駄目になるかもしれない。
- だから、10社減ったら、同時進行で、10社新たにエントリーを増やすこと。田植えと刈り取りを同時進行で行え。
○なぜ働くのか
- やりたい仕事を見つけてからエントリーするのではない。その逆だ。エントリーし、仕事をしていくうちにやりたい仕事がみえてくるのだ。
- 「あなたはなぜ働くのか?」それは生きるため、金のため、自立や自己実現のため・・と様々。
- その根本には、「人に愛されたい」「人に必要とされたい・人の役にたちたい・人に褒めて欲しい」という願望がある。
- 「人に必要とされたい・人の役にたちたい・人に褒めて欲しい」は、仕事でしか得ることができない。そしてこれらが、先ほどの生きがいなどになっていくのだ。
- そして、これらの願望は、特定の会社でしか得られるものではない。どんな仕事でも得られるものなのだ。
- 自分が興味のある会社、たとえばレコード会社にだけエントリーするという行為は、東大だけしか受験しないというような無謀なこと。
- 選べないということを悲観的に思わず、チャンスだと思って、三本くらい業界を広げてみるべき。
- 会社説明会にいくと、ただの物体だった会社という存在が、人という存在に変わる。恋愛に例えてみる。自分が付き合いたい彼氏=頭の中では色々な高等の理想を満たす男のことだと思っていたのに、バイト先の仕事仲間のなんでもないはずの男が好きになってしまうかもしれない。そう、パソコンだけでは好きな会社のことはわからない。実際に会社にいくことで、色々な人とあうと、自然に自分のハートが反応してしまうのだ。
- 外に行って情報を得ると、内にあるやりがいなどが発見できる。すると、自分を見つけることができる=自己分析となるのだ。
- やりたい仕事から探すのではなく、入りたい会社から探してみるといい。
○就職サイト
- 全国で法人は200万社ある。そのなかで代表的な就職サイトであるリクナビに登録している会社は、たったの1万社しかない。
- 就活はリクナビでやるしかない、と思い込んでいる全国の就活生が、この一万社に集中する。だから、たいした会社でなくても、エントリーが集中するから、魅力的に見えてしまう。
- 残りの会社は、リクナビに払わなくてはいけない数百万円なんか払えない、だからリクナビには求人せず、大学の求人票を張る。そして張ってある大学の生徒がほしいから、その大学にわざわざ求人票を張るのだ。
- 大学が主催する説明会に、わざわざ毎年赴く会社もある。このような会社を狙ってみてもいいかもしれない。
○自分に自信がない
- 面接中、「~が得意です」といった「~」を、面接官がそのまま評価するわけがない。面接官は、その子の実際にやっている就活の活動をみて、評価をする。そのために、ビジネスに必要なすべての要素、能力が必要とされる。
- 興味をもった会社をみつけたら、最初にすることはリクナビをみることではない。その会社のホームページをみることだ。ただ、その会社には求人がない場合もある。その地点であきらめる人は多数だ。
- たとえば、求人がなくても担当の人へメールをすることができる。返事がなかったら再びメールをしてみてもいい。さらに返事が来なかったら電話をしてみろ。そこで当然、うちでは今年は求人していないんだと断られるはずだ。しかしその後も、メールで現状報告などし続けるうちに、その担当の人と仲良くなり、ほかの業界の人と連絡を取ってくれたり、翌年に採用される可能性も高くなることだってあるのだ。
- また、エントリーしても説明会の申し込みが、ほんの数分で終わってしまうこともあるだろう。しかし、予約をしていても無断で当日、説明会に参加しない人も幾人かでてくるのだ。だから予約をとれなくても、説明会に足を運んでみて、担当員に無理を承知で参加を頼んでみてもいいのではないか。たとえ参加できなくても、その担当員には必ず顔を覚えられているはずだ。
- この行動で、志望動機が高く、行動力・仕事が速いことを、暗示的に人事の人へ示せることができる。
- 相手の心を動かす力。それがコミュニケーション能力。自分の思いを行動に変えることができる。
- 面接で難しい質問を受けたら、素直に「わからない」ということ。面接後にすぐ質問のことを調べ、答えを謝罪とともにメールで送ってみてもいい。すでに採用が決まった後であったとしても、人事の人には覚えてもらえる。
- そう、就活は山のように「失敗」するのだ。しかしその失敗がなければ学ぶことのできないことも多い。失敗を恐れずに、また躊躇することで出遅れ、失敗することのないよう、度胸をもて!
ことばでわかっても、実行することは難しいべ。うん。