金曜日, 8月 28, 2009

「東京マグニチュード8.0」第8話にて、悠貴君がどうなっているのか、画像で検証

2009年7月よりフジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送のアニメ「東京マグニチュード8.0」。

夏休みに弟の悠貴(8才)と二人でお台場に遊びに行った未来(13才)、そこで大震災に見舞われる。地震の混乱の中、4才の娘をもつ真理と一緒に、東京の自宅まで歩いてゆく話。

緊急時の人間の傲慢さや卑劣さもしっかり描かれているように、災害のリアリティを追求したアニメ作品だ。しかし、人の嫌な部分だけでなく、赤の他人である真理さんが、主人公の二人を支えていくやさしさや、両親とうまくいかない姉を気遣う弟の健気さ、これまでどうでもいいと思っていた家族への愛情を表にだせるようになった姉なども描かれている。普通のアクション作品と比べたら淡々と進む地味な話ではあるが、素直な人間ドラマとして毎週楽しみにみていったのだが・・・

昨日の「第八話|まっしろな朝」で驚愕の展開が・・・


<以下、結末にいたるまでのネタバレとなるような記述があるので、未見の方はご注意ください>


























第四話「燃える、橋」(第三話は間違いでした。2chでのご指摘ありがとうございます)で、弟の悠貴が姉をかばって、東京タワーの倒壊による破片が頭に強打。その後、健康そうに振舞うのだが、第七話のなかで、何度も気持ち悪くなり、ふらつく。そもそもこの第七話が、大好きな救助ロボットにはしゃぎまわる明るい話だったのに、第八話でいきなりのトンデモな展開にどうしたって(前話からのギャップもあり)戸惑った。


A:悠貴が病院に運ばれる。そして未来は悠貴の死体を見て倒れる・・・という夢が。

つづいて、

B:悠貴の手術を真理さんと二人で待ちつづけたのち、でてきた先生の宣告(聞こえない)を聞いて倒れる・・・

最後に、

C:元気な悠貴が外国人のような子供たちとサッカーをしているのを発見し、とてもやさしく弟に接しながら、真理さんと三人で建物(病院か役所かは不明)を後にする・・・


という三段階の展開で、夢だか幻想だか、どこが現実なのかつかみづらくて、最初に見たときは、「ああ悠貴君が無事でよかった・・」と胸をなでおろしたのだが、その後の2chでの議論により、実は、悠貴君はB:の展開の延長で、すでに亡くなっていて、未来は悠貴の幻想を見ているだけに過ぎない、悠貴が死んだことで真理さんは絶望している・・・というようにも受け取れるとわかり、昨夜は少しショックをうけた。

これは、Aにて死んだ悠貴の横にあった紙


これは、死亡診断書(死体検案書)


これは、2chスレ住民が画像を元に記述をした死亡診断書
(クリック→大きなサイズに)


これは、Cにて窓口の女性へ書類を渡す真理


手元をアップ


  死亡証に、下の小さな紙が重なっているように見えるが、小さな紙のほうは、画像とは少しちがうかも。



追伸:真理さんが書類を出しているのは、病院ではなく役所なのかどうか?については諸説あり、

402 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[] 投稿日:2009/08/29(土) 18:52:36 ID:TzMMqCHYO

死亡届を書くのは検死した医者だから、あの受付は病院だと思うよ。マリさんが受け取ってた書式?の拡大した画像見たけど、身内が死んだ時、あれもらいに検死したお医者さんのいる病院までいったから間違いないと思う。あれを役所に提出しないと火葬ができない。

・・・という意見も。ただ、場所については病院だが、下の画像の字幕では「区役所員」となっている。







「まっしろな朝」を向かえた、Cのはじめのシーンのアップ画像。本来三つあっていいはずの布団が二つしかない。


Cにて、災害用伝言ダイヤルで真理さんがなぜか未来ちゃんの家に連絡を入れる。「私、日下部と申しますが・・・」

そしてCの終わりのほうで、歩きながら真理が未来に
真理
「未来ちゃん、ご両親には私が伝言ダイヤルでメッセージ残しておいたから。」
未来
「ああそっか、そういうのあったんだ。パパたち、ちゃんと気づくかな。」
真理
「ごめんね、三茶によったらすぐ未来ちゃん家にいこう。悠貴君のことはあとでちゃんと・・・」

という。あとでちゃんと、何をいうのだろう・・・。


その会話のあと、弟の面倒はちゃんとみると、笑顔で真理に話して駆け出す未来のうしろで、真理が長い間だまってうつむく。

公園へついた三人の下で、カモが湖を泳ぐ。それをみて悠貴は無事でよかったと話し、未来は両親が無事だと悠貴にやさしく諭す。それに大きくうなずいた後、

悠貴
「僕たちもさ、鳥みたいに飛べたら、うちまであっという間なのにね」
未来
「そうだね。でもあとちょっとで家だよ。だから頑張って歩こう。お姉ちゃんが絶対家まで連れてってあげる」

そして未来は、橋の柵にかけている左手をぎゅっと握り締める。

そしてラストシーン、公園の橋にて、未来が真理の子供が無事だからと、真理をなぐさめのるを、少し驚いた顔で聞いた後、うつむき涙をかみ締めながら
真理
「ありがとう。未来ちゃん。・・・・ごめんね。・・・・本当にごめん。」

という。未来は後ろを振り返り、悠貴を見つめる。


真理にいきましょうと諭したのち、
未来
「どうかしました?」
真理
「ううん、なんでもない。カバン持とうか?重いでしょ?」
未来
「大丈夫ですよ、悠貴だってもってたんだし。それに、私おねえちゃんですから」

そういっていく未来を、うつろな目で見る真理。やがて歩き出すが、上からのカメラは真理と未来だけを追っていて、その先には悠貴がどこにも見当たらない。そのままフェードアウト。




一番おかしいのは、真理は回復したはずの悠貴に対して、決して声もかけず、しかも一緒に写ることは決してなく、悠貴と一緒に写るのは、必ず未来ちゃんだけだ。

来週以降の副タイトルが、
【楽天市場】東京マグニチュード8.0 第1巻【Blu-rayDisc Video】:楽天ブックス
コジマソフトDVD - 東京マグニチュード8.0 第1巻 - 特撮/アニメ/キッズ - TVアニメ
に載っている。

第8話 まっしろな朝/第9話 今日、さよなら/第10話 おねえちゃん、あのね/第11話悠貴へ…/


そして第9話のあらすじが、webザテレビジョンにある。
真理の自宅がある三軒茶屋にたどり着いた未来たち。しかし火災による損害は真理の想像をはるかに超えていた。自分の娘と母親を必死になって捜す真理だが、さまざまな憶測や風評に惑わされるばかりで、2人の居場所はおろか生死すらわからない。だが未来と悠貴の機転が功を奏し、真理は家族との再会を果たす。


これを読むと、次週以降も悠貴は生きていると思われるけど、今週元気にサッカーして、「点滴しかしなかった」と悠貴はいっていたのにもかかわらず、公式サイトのあらすじでは、

突如、意識を失い倒れる悠貴。トリアージされ病院へと運ばれるが、症状は芳しくない。すぐに手術をすることとなり、気が気でないまま、未来と真理はひたすら待つことに。だが、目覚めた未来の目の前には、元気な姿の悠貴が現れる。再び自宅をめざし、旅を始める三人だが…。


とある。(追記:以前は「点滴ではなく手術をしたと明確に書いてある。」と書いたのだが、コメントにて
「すぐに手術をすることとなり」としか書いていないだろうとご指摘いただきました。すみません。)

本当に悠貴は回復しているというには、今回の話の展開だと少し無理があるのかもしれない・・・。

最後に、2chのスレをひとつ引用して終わりにします。

406 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 19:50:05
>>389
普通は死んでなきゃおかしいよな、こういう描写しちゃったら。

でも諸々の事情を考慮したら、殺せないんだよ。アニメで子供を殺すのは御法度だったり、提供がフジだったり、テーマが「生きる力の回復」だったりするから。

殺せるわけがないのに、明らかに死んでますっていう描写しといて、後で「実は生きてました」っていう超展開にするのがミエミエだから叩いてる


(BL) (DVD)

追伸(8/29)

2chで何度か張りなおしていただいたり、それに対してコメまでいただき、ありがとうございます。できる限り修正しました。

彼らの歩いたルートについて、


404 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2009/08/29(土) 18:53:27 ID:ltfkb7CO0

1日目
お台場にて震災にあう。その夜はフジテレビ大階段で過ごす。

2日目
船で日の出桟橋へ、レインボーブリッジ落ちる。芝公園到着。午後、東京タワー崩壊。悠貴、頭部に負傷。夕刻、未来の学校まで辿り着き、そこで一泊。

3日目
真理の勤務先へ立ち寄る。ロボット好きの少年と出会う。悠貴昏倒。病院へ救急搬送される。

4日目
三軒茶屋へ向け出発、有栖川宮記念公園を通過。



そして、これらをなんとGoogleMapにまとめた人まで。参考になります。
東京マグニチュード8.0 被災マップ

木曜日, 8月 27, 2009

The Chinematic Orchestra 新譜OST『ディズニーネイチャー/フラミンゴに隠された地球の秘密』

今日届いたCDの紹介。シネマティックオーケストラの新作だが、すでに半年前にフランス版が、その数ヵ月後に英米版が発売たようで、ようやく日本版が発売されたしだい。

なんでいつもCDは、安い輸入版を買うのに、今回に限って国内版を買ったかは、このCDははじめ、英米版すらなかったため、日本のアマゾンやHMVで購入することができなかった。しばらくして英米版も取り上げたのだが、価格が3000円以上と高額で、少し様子をみることにしたら、日本版のサントラ発売がきまり、さらに国内版のほうが普通に安く買えることがわかった。

しっかし、『ディズニーネイチャー/フラミンゴに隠された地球の秘密』って映画自体、海外とずいぶんタイトルが違うなあ。日本では、「ディズニー・ネイチャー」というドキュメンタリーブランドを前面に押し出したために、肝心の「The Crimson Wing」の部分が消えてしまっているのはいかがなものか・・・。しかも宣伝じゃあ、「日本版ナレーション:宮崎あおい」の部分ばかりが目立つ。う~ん。

それにサントラが先にフランス版がでていたために、てっきりフランス映画だと思っていたら、どうやら英米共作っぽい。

日本語公式サイトが数日前、ようやくリニューアルしたようなんで、はっときます。

ディズニーネイチャー公式サイト
http://www.disney.co.jp/movies/disneynature/

そのなかの、フラミンゴのサイト(あくまでシリーズのなかの一作品という趣)
http://www.disney.co.jp/movies/disneynature/flamingo/

ぜんぜん発表されていなかった、フラミンゴの公開館もようやく発表
http://www.disney.co.jp/movies/disneynature/flamingo/theater/index.html


それとついでに、海外の公式予告編(HD画質)。国内予告編は公式サイトからじゃないとみられない。


で、これにつかわれてるのがこの曲。サントラ未収録。


(iTunes Storeより、曲単体)





Amazonに書いた批評を転記・・・

新作にかんして、半年前にざっと視聴したこともあってか、そんなにわくわくしながら聞くことができなかった。このアルバムに関しては、オーケストラの音が強すぎて、「Ma Fleur」からの繊細な音色を追求しているように思えたシネマティックオーケストラ(=ジェイソン・スウィンスコー)のよさを殺してしまっているように思えてしまう。

あくまでこのアルバムがサウンドトラックで、映画とこの音楽を一緒に聞けば、感想はぜんぜん違ったものになるんだろうし、本来音楽単体ではなくて、映像といっしょに鑑賞することを目的としている音だとは思うんだけど・・・

それにしても、1stアルバムからリミックスアルバムまで、全作傑作と思っていたThe Cinematic Orchestraのアルバムレコード作品として、この作品の出来はいまいちだと思う。ほかの一般的なサウンドトラックにありがちな盛り上がり・派手な音の上下に、「シネマティックらしい音」がことごとく崩されてしまっている。

所々に感じることができる、ギターやピアノの繊細な音、ビートなどが、ああシネマティックだなと思い出すことができる、程度。The Cinematic Orchestraの代表作であり、彼らのジャズのひとつの完成型といえる「Every Day」で極めつくしたジャズからの脱却なのかもしれないけど、ディズニーはThe Cinematic Orchestraの何を期待したんだろうか?予告編に「To build a Home」を採用した意図が、サウンドトラックを聞く限りではいまいちわからなかった。

予断だが、日本版のCDジャケットも、でかでかとセンスのない字でタイトルを書かれてしまったあたり、ザンネンだなっと思ったしだいです。こうでもしないと売れないのかな。しかし、国内版が出てくれただけでもありがたいと思わなくてはいけないんだろうな。映画公開でさえ、日本でやるかどうか個人的に危ぶんでいたから。




過去ののブログの転記

2009.2.1:シネマティック・オーケストラの新譜はドキュメンタリー映画のサントラらしい。

まったく日本では新作情報がはいってこない、The Cinematic Orchestraですが、今回もたまたまGoogle blog検索をしていたら、新作をすでに発売していることがわかりました。

(仏)Les Ailes Pourpres : Le Mystère Des Flamants
(英)The Crimson Wing : Mystery of the Flamingos

の題名の、ディズニーが製作した、フラメンコのドキュメンタリー映画のサウンドトラック(OriginalSoundTracks)です。

まずは公式の映画予告編を(Ma Fleurの冒頭曲である、To Build A Homeがつかわれてます)・・・
Les Ailes Pourpres - Super-trailer


フランスの公式サイト Les ailes pourpres


で、The Cinematic Orchestra - The Crimson Wing という題名で、サントラがつくられてます。

The Crimson Wing

曲目は・・

1. Opening Titles
2. Arrival Of The Birds
3. The Dance
4. Soda
5. Hatching
6. Marabou
7. Exodus
8. Transformation
9. Hyena
10.Life And The Bird
11. First Light
12. Crimson Skies (feat. Luo Rhodes)

販売サイトが全然なくて、辛うじてフランスのAmazonでみつけました。
Les Ailes Pourpres : Le Mystère Des Flamants : The Cinematic Orchestra: Amazon.fr: Musique


映画の日本公開は難しくても、サントラくらい輸入でいいから、日本のアマゾンかHMVとかで売って欲しいです。本当に。。少し題名で検索をかけただけで、違法に音源をアップロードしてるページばかりがみつかって、まともに販売しているところが全然見当たらない。シネマティックの公式サイトでも、マイスペースも情報がないから、困っちゃいます。





The Crimson Wing: Mystery of the Flamingos (2008) - Release dates

France 17 December 2008
Lithuania 12 March 2009
Czech Republic 29 March 2009 (Febio Film Festival)
Estonia 10 April 2009
Latvia 24 April 2009
Kazakhstan 7 May 2009
UK June 2009 (Edinburgh Film Festival)
Japan 28 August 2009
Sweden 18 September 2009
UK 25 September 2009
USA October 2009 (Hamptons International Film Festival)
Germany 3 December 2009

http://www.imdb.com/title/tt0902967/releaseinfo

水曜日, 8月 26, 2009

[サマーウォーズ] 細田守監督のNHK「トップランナー」収録にいってきた。(仮)

8/23のできごとを、帰りの電車(と後日)でケータイで書いたのでのせてみます。
なお、収録中の詳細は、キャストに自粛を求められたのであしからず。

―-----

細田守監督がゲスト出演した、NHKのトップランナーにいってきた。(帰りにセンター街のブックオフ覗いてたせいで、終電に・・cinematic orchestraの1stとリミックスがなんと、三枚で千円コーナーに置いてあった・・リミックス、二千円で買ったのに・・金がないから結局なにも買わなかった。晩飯はサンドイッチ2パック。)

渋谷に着いたのが、待ち合わせ時刻15分前とぎりぎりになってしまい、人混みをかきわけ、抜けたところでダッシュして、タイムアップ2分前くらいになんとか到着。けっこうな行列で、ほとんど最後列。

男女比率は、意外にも半々で、おしゃれな20代ばかりな印象。配られたシールを左足にぺたり。NHKの広報誌をもらい、集合時刻より十分待った後、建物のなかへ。横を通り過ぎたおじさんが、NHKニュースで観たことがあるような、ないような顔だったような。

階段をのぼり、廊下に到着。「トイレにいく人は、あと三時間行くことができないから、今のうちに行ってください」とスタッフがいい、1/4がトイレに向かった。待っている閲覧者たちにスタッフは、飴玉も配ってくれた。飴を舐めると喉が渇くが、トイレにいくおそれから、お茶を飲むことができず。噂では、その時の禁煙室にて、細田氏が煙草を吸っていたらしい。

それから数十分待ち、その間、列のなかでお喋りしている男女の話をぼおっと聞いていた。彼ら、ここで出逢って仲良くなったのかなと想像してると、スタジオの準備ができたということで、どきどきしながらスタジオ入り。荷物を畳みの上に置き、貴重品をもって、閲覧者用のパイプ丸いすへ。僕は一番後ろの右のほうで、左右が若い女性だった。

椅子は、クッションがついているとはいえ、少し座りずらかった。ただスタッフがみな親切で、拍手の練習などを簡単にやり、少し気が落ち着いた。スタッフ、やっぱり若い人が多かった。

「いよいよ本番です」の声で、背筋を伸ばす。コメンテーターのふたりが来た時の歓声に、閲覧者がやたら気合いれて歓声をいれたため、「今日のゲストはアニメ監督だから、暗い人が多いのかなと思っていたのに、今年一番の元気のいい閲覧者で驚いた」と言わしめてしまった。閲覧者の服装もやたら派手な色が多かったとか。モデルの女性のドレスはブルーで、背中の素肌がでているデザインだったことも、男のほうが突っ込んでいた。

いよいよ、細田氏の登場!いつものラフな恰好にふち眼鏡だったが、ちょっとだけ眼鏡をとってくれた。やたら低姿勢でまさに優しいおじさん、という印象。

(番組内容は自粛)

収録中、脇の下の汗がしみてきて、左右の人に匂わないかと心配になったり、収録中に静かにしていなきゃいけない緊張で、唾液も飲み込めなかった。それに、頭上を行き交うカメラのクレーンが気になり、なかなかへんな感覚だった。

数分間おきに休憩を挟むが、そのときの細田氏のリラックスぶりがおもしろかった。収録中に緊張している反動なのか、コーヒー飲みにいったり(番組中前例がないとかw)、トークの続きが休憩のときにまじって、関係者の個人名をあげてラフに話していたりだとか、そんな感じだった。

みている閲覧者側としても、時間がたつにつれ、だいぶ体が慣れてきて、唾液がたまるなんてことはなくなってきた。でも終盤動かしまくっていたクレーンカメラがむちゃくちゃ怖かった・・・。「なんちゃらHead」ってカメラ名だったのが印象的。

閲覧者がゲストの細田氏に質問をする時間で、前の日記に書いたように「なんで夏の描写が多いのか」だとか、「サマーウォーズのオズは、オズの魔法使いのオズの世界とどういう関連があるか」みたいな、簡単な質問を考えていたんだけど、質問者のなかの二人がクリエイティブな仕事をしてるひとで、結構突っ込んだというか、個人的な悩みみたいな質問だったので、なんとなくいいずらく・・最後の質問者の左後ろに自分がいたんで、細田氏が指差したとき、少し緊張・・。その最後の質問に対する、細田氏の話を聞いて、「失敗は成功の母」を現実的な挫折話として受け止めることができたと思う。(細田氏がこれまで関係者に迷惑がかかると公の場で話すのを自重してた、某映画の話も、入社当時の天狗になってたという話も説得力あった)


日曜日, 8月 23, 2009

細田守について

今日、大好きなアニメ監督である細田守氏がゲストで登場する、NHKのトップランナーをみにいきます。ホームページに書いた質問には、確か「他作品でもサマーウォーズでも、夏の描写が多いのはなぜか?」のようなことをかいたんだけど、昨日あったイベント「細田守監督を招いての舞台挨拶・ティーチイン」で、そっくり同じ質問をいわれてしまったらしい。収録現場がどうなのかわからないけど、ほかの人と被んなければ、このことをもう一回質問してみたいな。

デジモンにはまったのは高校三年の夏。無印からテイマーズまで、全話みてしまった。もっとも、小学生のころになんでデジモンを見なかったのか、自分でも疑問で、いくつかの話はみていたんだと思うけど、全部見たという記憶がまったくないんで、途中で見るのをやめちゃったんだろうな、あのころは。

いやーいい映画だった。昔みた、印象的なデジモンの映画を監督した、細田監督の初単作品アニメ映画『時をかける少女』。宮崎監督によりジブリから蹴り落とされたんだっけな。はっきりいって、あのカントリーロード歌うやつより面白い。


Wをはさんで、DVDでみたんだけれど、ベタベタな高校生ドラマにはない、自然な演出。ノスタリジー。やっぱり幼いころから見ていた映像はアニメであるから、一番すっと残りやすいのも、アニメなのかもしれない。



ただ原作が古い作品で、幾分昔に実写にもなったわけで、かなり捻りがあった。随所にあるSFも、不自然でないのが凄い。(P.S.どうやらその後情報収集した結果、この原作の未来である「続編」を描いているらしく、作中にでてくる和子が、前作のヒロインだったのたとか。そこまで入り込むのか。)

確か、作画がエヴァンゲリオンの人だったらしいけれど、細田作品の、陰のない線の細い、独特の味もしっかり残っていた。


以後、ジブリ作品の「となりのトトロ」のように、繰り返しテレビで放映されるなど、長く見続けられる作品ではないだろうか。

http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id324826/rid1885/p1/s0/c1/


昔はこんなことかいてたんだけどね。ただただ、彼の影なしの絵が好きです。それと、デジモンでもおじゃ魔女でもそうなんだけど、平凡な話が連なる中で突然、彼の話がはさまると、そのシリーズ全体の奥行きが深まる。こういった小ばかにしそうな少年アニメで、いかに自分の主張をできるかってのは大事なんじゃないかと思う。「ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌」や「クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険ランドの大冒険」なんぞの湯浅政明もそうだろうし、クレヨンしんちゃんの「大人帝国・戦国」の原監督もそうだろう。原監督も好きだなあ。

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