火曜日, 12月 08, 2009

John Winston Ono Lennon 1940/10/9 - 1980/12/8

今年もまた、ジョンの命日を迎えた。

今年は、著名人が亡くなり過ぎた。マイケル・ジャクソン、忌野清志郎、ミッシェルのアベフトシ、クレヨンしんちゃんの原作者の臼井儀人、ピーター・ポール&マリーのマリー・トラヴァース・・・。

ジョンを狂ったように聴いていたのは高校時代、同時並行にザ・フーやU2なんか聴いていたと思う。
次第に歳を重ねるごとにしょっちゅう聞くことは無くなったけど、それでも彼には特別な思い入れがある。




奥田英朗のデビュー作である、ウランバーナの森を読んだ。後にイン・ザ・プールや空中ブランコで有名になる奥田のこの作品にも医師が登場。

主人公は「ジョン」。ジュニアを育てる主夫として、ケイコと一緒に軽井沢にいるのだが、そこでジョンの過去のトラウマたちとの亡霊と向きあうことになる―。

ジョンは世間が思っているほど平和バカなんかじゃない、精神的に苦しむ男、そしてどんな奴よりも不良なロッカーだと高校時代は憤りながらも考えていて、教科書で取り上げられる偶像化されたジョン像にうんざりしていた。

どんな人間も多方に面をもっているし、彼の内心が最も顕著に現れた傑作「ジョンの魂 - John Lennon/Plastic Ono Band (1970) 」だけじゃないんだってことが、だんだんみえてきたような気がする。だから俺の机の横に貼ってあるポストカードは、レノン家の三人の、まるで家族のポートレートのようなポストカード。このジョンの笑顔がいろいろ物語っているような気がする。

今年はビートルズのリマスター盤がでて、世間的に盛り上がった。ジョンと似たような平和活動をしたマイケル・ジャクソンも、死後になってようやく彼の功績がマスメディアでも取り上げられるようになった。マイケルはビートルズの版権の権利を一部もっていたっけ。ジョンの死後、マイケルは有名になったし、ジョン同様にマスコミと世間の格好の餌になった。

「ジョン・レノンを殺した男」をテーマに描いたちょっとした文が、大学の学部冊子に掲載された。活字になった自分の文章をみると、すこし誇らしいけど、なんか変な文章だなって思える。なに格式張ってるんだよって言いたくなる。

今日は一日、ジョン・レノンを聞こうかな。帰りはまた23時になりそう。

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