木曜日, 6月 30, 2011

ウラジーミル・ナボコフとスタンリー・キューブリックの「ロリータ」 Lolita




2010年12月10日(金) 3 tweets

全然知らなかったですf^_^;) 卒論が来週に終わるので、その後の年末年始に読んでみます!RT @t_hisashi: 『ロリータ』は二十世紀米小説を代表する傑作なんですよね。RT @colstrains002: なるほど・・RT @t_hisashi 元はウラジーミル・ナボコフ

posted at 19:02:41

なるほど・・RT @t_hisashi: 元はウラジーミル・ナボコフの小説です。RT: 映画のですか?生活の柄は原曲高田渡のもいいですがこれも素晴らしかったです。CD買って親父に薦めたくなりました!RT: やっぱりこれって『ロリータ』から持ってきてるんだろうか?

posted at 18:57:15

映画のですか?生活の柄は原曲高田渡のもいいですがこれも素晴らしかったです。CD買って親父に薦めたくなりました!RT @t_hisashi: やっぱりこれって『ロリータ』から持ってきてるんだろうか?RT: チキンライスのお昼食べながら鳥肌なう 生活の柄 - ハンバートハンバート

posted at 18:53:26
Permalink - 2010年12月10日


昨年末のこのツイートのやりとりがずっと頭に引っかかっていたため、今年ふと大学の図書館からウラジールナボコフのロリータを借りて、途中中断しつつも読み終えることができた。

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キューブリック版のクールな映画の予告編。


以下結末までのネタバレあり。



Permalink - 2011年05月22日
2011年05月12日(木) 1 tweets
ソース取得:

数ヶ月前にツイッター上で薦められた、ウラジーミル ナボコフのロリータを大学で借りてちょっと読んだけど、序文で作者が「これは犯行者の文体をほぼ変えないで掲載してる」てあったあと、ロ・リー・タって舌の動きが見事とはじまる冒頭からぶっとびもの。ハンバートハンバートの元ネタがこれだとは…

posted at 00:43:54


2011年06月27日(月) 1 tweets
ソース取得:

若島正の新訳の、ウラジーミル・ナボコフの「ロリータ」、中断しつつやっと読み終わった。ロリコンの元ネタということで、少女愛への犯罪本かと思ったらまるで違った。後半のロードノヴェル後は、ハンバートの戯言と大事な出来事が混在しまくって訳わからなくなる。キューブリックの借りてみるかな。

posted at 15:57:38


小説は、主人公ハンバート・ハンバートによる完全な主観による独白という設定・一人称のため、前半のニンフェット(ロリ)への偏愛っぷりと、度胸のない、けれどもオトコマエな主人公ということで、途中笑いながらも読み続けられたけれど、後半のニンフェットから脱しつつある「ロリータ」とのよく分らないズレが浮き彫りになり、終盤は殆ど妄想と現実の交錯続きで、かろうじてあらすじが追えるという感じだった。

やっぱり消化不良なので、キューブリックの「ロリータ」のDVDも借りてみた。

映像の作りがフランスの古い感じのヌーヴェルヴァーグっぽい作りなのは、ハンバートがフランス人なのかなぁと思いつつ(作品中でも仕事をやめる口実に「実在主義の映画をつくりにハリウッドによばれた」とある)、その古き良き絵づくりの中、いきなり小説の「結末」部分ときた^^;

ハンバートも小説読んだ感じより、老けてるようだし、なによりフランス語を全然しゃべんないのは違和感が残る。それ以上に、ロリータことドロレス・ヘイズがロリじゃないw 普通の成熟した女の子だった。

キューブリックは60年代末の博士の異常な愛情~時計じかけのオレンジのイメージが強く、この映画はその後につくったのかなと思ってたけど、後から調べたら1962年の映画。(博士~のいっこ前)

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「ロリータ」って作品は、小説読む前は、まさにロリコンの中年男性がロリータという女の子を偏愛し、性的な犯罪を犯すためにハンバートは犯罪者であるのかと思ってたのに、犯罪の原因は全然違うところ・・つまり終盤にロリータを連れ去った男を殺すということが犯罪であった。

現代からしたら、性的な意味で特別異質な本でもなんでもなく、どちらかというと、言葉遊びと妄想が混在するハンバートによる独白という形状のまま結末まで向かう異様な感じが、この本独特のものなのかもしれない。それは他の暗殺絡みの作品「タクシードライバー」やジョンレノンを殺したマーク・チャップマンの本などと通じるものがある。

映画版は、そんな狂気に向かう感じが薄れ、ハンバートハンバートから一歩離れた視点で、少しコミカルに、クールに(結末以外は)順序だてて映画化してあったので、小説を振り返る意味でも色々あたまにすっといった。

特に、冒頭の、銃をハンバートに向けられつつも頭のおかしい感じで言葉を連ねる男こそが、全ての場面にハンバートの被害妄想の影にいた様々な男の正体で、ロリータはそいつに夢中でさえあったというのは、小説を読んだ限りでは理解できなかった。(小説じゃ、ロリータがいつ連れ去られたのかさえよく分らない始末だった。見方を買えたら結婚後に小切手を渡したハンバートはロリータを殺したようにも読めた)

ハンバートという男から引いた視点だからこそ、ハンバートの主観とはずれた感じ(そんなにオトコマエか?とか、何でも男友達と合ってると嘘を言ってると被害妄想するバカ親加減)=一般常識的なロリータ視点になってハンバートをみれる、という違った感覚になれた。また黒幕の男がホテルでかもしたてる「普通」って言葉も、他人に対して常にジェントルマンな(普通に固着する)ハンバートをロリータが野次ってるんだなって、繋がる。

自身に対して性的に愛する男と、ロリータはハンバートを最後までみていない!飽くまで普通な男だから駄目だったという・・

映画版で一番残念なのは、ハンバートがフランス語を一切喋ってないことだなぁ。小説を出版する際も作者はそこを保守したはずなのに。それに、「ロリータ」という用語は、あくまでハンバートの心の中にある名前であり、象徴じゃなかったのかなと。普段呼ぶ際はローとかドロレスだけだったのに、映画じゃご本人が自分でロリータと名乗っている!


「ロリータ」はあんまり「ロリコン」とは関係がなかった。個人的には今の日本のアニメで、原作に忠実に「ロリータ」をアニメ化してほしいな、と思ったり。

ロリータ・コンプレックス (英語: Lolicon) とは、幼女・少女への性的嗜好や恋愛感情のこと。略して「ロリコン」とも称される。俗称。語源は、中年の男性が年の離れた少女を愛するウラジーミル・ナボコフの小説『ロリータ (Lolita)』に由来する。また、ロリコンと略す場合は、幼女・少女への性的嗜好や恋愛感情を持つ者のことも指すことがある。http://wikipedia.gwbg.ws/ead


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ロリータのイメージとしてはこの映画?

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