デジモンにはまったのは高校三年の夏。無印からテイマーズまで、全話みてしまった。もっとも、小学生のころになんでデジモンを見なかったのか、自分でも疑問で、いくつかの話はみていたんだと思うけど、全部見たという記憶がまったくないんで、途中で見るのをやめちゃったんだろうな、あのころは。
いやーいい映画だった。昔みた、印象的なデジモンの映画を監督した、細田監督の初単作品アニメ映画『時をかける少女』。宮崎監督によりジブリから蹴り落とされたんだっけな。はっきりいって、あのカントリーロード歌うやつより面白い。
GWをはさんで、DV Dでみたんだけれど、ベタベタな高校生ドラマにはない、自然な演出。ノスタリジー。やっぱり幼いころから見ていた映像はアニメであるから、一番すっと残りやすいのも、アニメなのかもしれない。
ただ原作が古い作品で、幾分昔に実写にもなったわけで、かなり捻りがあった。随所にあるSFも、不自然でないのが凄い。(P.S. どうやらその後情報収集した結果、この原作の未来である「続編」を描いているらしく、作中にでてくる和子が、前作のヒロインだったのたとか。そこまで入り込むのか。) 確か、作画がエヴァンゲリオンの人だったらしいけれど、細田作品の、陰のない線の細い、独特の味もしっかり残っていた。 http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id324826/rid1885/p1/s0/c1/
以後、ジブリ作品の「となりのトトロ」のように、繰り返しテレビで放映されるなど、長く見続けられる作品ではないだろうか。
昔はこんなことかいてたんだけどね。ただただ、彼の影なしの絵が好きです。それと、デジモンでもおじゃ魔女でもそうなんだけど、平凡な話が連なる中で突然、彼の話がはさまると、そのシリーズ全体の奥行きが深まる。こういった小ばかにしそうな少年アニメで、いかに自分の主張をできるかってのは大事なんじゃないかと思う。「ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌」や「クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険ランドの大冒険」なんぞの湯浅政明もそうだろうし、クレヨンしんちゃんの「大人帝国・戦国」の原監督もそうだろう。原監督も好きだなあ。
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